Cellulose


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セルロース微結晶の磁場配向

和田 昌久

last updated 2023/8/01 (Glycoforum. 2023 Vol.26 (4), A14)  
DOI: https://doi.org/10.32285/glycoforum.26A14J

天然セルロース(セルロースI)を酸で処理して調製したセルロース微結晶は、幅ナノメートルサイズのウィスカーであり、高強度、高弾性率、低熱膨張率などの特性を有することが知られている。また、反磁性体であるセルロースに磁気異方性があることは古くから知られており、強磁場を利用したセルロースI型微結晶の磁場応答に関するさまざまな研究が行われてきた。一方で、レーヨンなどの再生セルロース繊維の結晶形であるセルロースⅡの磁場応答に関する研究は行われてこなかった。そこで、本稿では、セルロースI型微結晶の磁場配向挙動について概説するともに、セルロースII型微結晶の酵素合成とその三次元磁場配向化に関する最近の我々の取り組みを紹介する。 ...and more

セルロース合成酵素 −常温常圧水系溶媒下で高分子を構造制御する分子−

今井 友也

last updated 2021/04/01 (Glycoforum. 2021 Vol.24 (2), A4)  
DOI: https://doi.org/10.32285/glycoforum.24A4J
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